こんにちは、Salon APISのMiyukiです。
「髪質改善をしても意味ないって本当?」「きれいにする施術なのに、逆に髪が痛むことはあるの?」と不安になりますよね。
髪質改善という言葉はよく見かけますが、一つの決まった施術内容を指す言葉ではなく、美容室によって施術内容が異なります。髪への成分補給を目的としたトリートメントもあれば、酸や熱を使う施術、くせを伸ばすストレート系の施術まで、内容はさまざまです。
私が美容師としてお客様の髪を見ていて大切だと感じるのは、髪質改善をするかどうかより、今の悩みと施術の目的が合っているかです。毛先のパサつきや手触りを整えたい方と、根元から出るくせをまっすぐにしたい方では、選ぶ施術が変わります。
また、髪質改善だから髪への負担がまったくない、とも言い切れません。カラーや白髪染め、ブリーチ、縮毛矯正、毎日のヘアアイロンなどが重なっている髪は、現在の状態を見ながら慎重に判断する必要があります。
この記事では、次の内容をお伝えします。
- 髪質改善が意味ないと感じる理由
- 髪質改善で髪が痛む可能性
- 髪質改善が向いている人と必要ない人
- 失敗や後悔を避けるための確認ポイント
髪質改善は意味ないのか
最初に言うと、髪質改善そのものが意味のない施術というわけではありません。ただし、期待している変化と施術内容がずれていると、「お金をかけたのに変わらなかった」と感じやすくなります。
髪質改善は一種類ではない
そもそも「髪質改善」は、一つの決まった施術内容を指す言葉ではなく、美容室によって施術内容が異なります。
トリートメントを髪質改善と呼ぶ美容室もあれば、酸と熱を使う施術や、くせを伸ばすストレート系の施術を含めて髪質改善と呼ぶ場合もあります。
そのため、予約画面に「髪質改善」と書かれているだけでは、何をする施術なのかまでは分かりません。大切なのは名前ではなく、何を目的に、どんな工程を行うのかを確認することです。
Salon APISでは、特殊なケラチンを補充する「蓄積型トリートメント」としてご案内しているケラチントリートメントを行っています。手触り、ハリ・コシ、自然なツヤ、指通り、まとまりを整えることを目的としています。
効果がないと感じる主な理由
Salon APISで特に気をつけているのが、「何を変えたいのか」の確認です。
例えば、カラーや白髪染めを続けて毛先が乾燥し、パサつきや引っかかりが気になる方であれば、ケラチントリートメントを検討しやすいです。
一方、乾かしたあとにも根元から大きくうねる髪を、まっすぐに近づけたい場合は話が変わります。Salon APISのケラチントリートメントは、くせをまっすぐにすることを主な目的にした施術ではないからです。
ここを取り違えると、施術後にツヤや手触りが変わっていても、「くせが残っているから効果がなかった」と感じることがあります。
つまり、効果を感じにくい原因の一つは、髪質改善に期待していることと、実際の施術で目指していることの不一致なんですね。
くせを伸ばす施術との違いを詳しく知りたい方は、髪質改善と縮毛矯正の違いも参考にしてください。


「髪質改善をしたいです」と伝えるだけでも大丈夫ですが、「毛先のパサつきをどうにかしたい」「雨の日のうねりをできるだけ抑えたい」など、困っていることまで伝えてもらえると施術を考えやすくなりますよ。
髪質改善で髪は痛むのか
「髪質改善なのだから髪は痛まない」と思われることがありますが、私は一律には考えていません。髪への負担は、使う薬剤や熱を使う工程、これまでの施術履歴、現在の毛先の状態などによって変わります。
一方で、カラーや白髪染めを繰り返して乾燥やパサつきが出ている髪は、Salon APISでは髪質改善ケラチントリートメントをご提案することが多いです。
大切なのは、「傷んでいるから髪質改善をしない」と決めるのではなく、今の髪がどのような状態なのかを確認したうえで、施術内容を考えることです。
ダメージゼロとは限らない
髪の表面に出ている部分は、一度傷んだからといって新しい髪のように生まれ変わるわけではありません。
Salon APISの髪質改善では、特殊なケラチンを補いながら、手触りやハリ・コシ、自然なツヤ、指通り、まとまりを整えていきます。
そのため、カラーや白髪染めを続けるうちに髪が細くなったように感じる方や、毛先の乾燥、パサつき、引っかかりが気になる方には、ケラチントリートメントが向いている場合があります。
ただし、「髪質改善なら何をしても髪への負担がない」という意味ではありません。
Salon APISのケラチントリートメントでも、施術剤をなじませたあとにドライヤーで乾かし、仕上げにアイロンを使用します。そのため、髪の状態やこれまでの薬剤・熱の履歴を確認してから施術することが大切です。
髪質改善=絶対に痛まない、ではありません。
しかし、ダメージがある髪だから髪質改善を避ける、ということでもありません。
今の髪に何が必要なのかを見ながら施術することが大切だと考えています。
薬剤履歴と熱の重なりに注意
Salon APISでは、施術前にカラー、白髪染め、ブリーチ、ハイライト、パーマ、縮毛矯正などの履歴を確認します。
これは、カラーや白髪染めをしているから髪質改善ができない、という意味ではありません。
むしろ、カラーや白髪染めを繰り返して乾燥やパサつき、ハリ・コシの低下が気になっている髪は、ケラチントリートメントをご提案します。
履歴を確認する理由は、髪のどの部分にどのくらい薬剤や熱の影響が残っているのかを知り、その状態に合わせて施術するためです。
髪が長い方の場合、半年や1年以上前に行ったカラーや縮毛矯正などの影響が、中間から毛先に残っていることもあります。「昔のことだから関係ないかな」と思わず、覚えている範囲で教えてください。
さらに、毎日のヘアアイロンも大切な確認項目です。設定温度や使用頻度、同じ部分へ何度も通していないかなども確認します。
薬剤を使用していなくても、毎日の熱によって毛先の乾燥が進んでいることがあるからです。


髪質改善のメリットとデメリット
髪質改善には良い面もあれば、知っておきたい注意点もあります。どちらか一方だけを見るより、自分の悩みに合うかどうかで考えてみましょう。
髪質改善のメリット
Salon APISのケラチントリートメントでは、毛先の乾燥やパサつき、引っかかり、絡まり、ツヤ不足などが気になる方にご提案します。
白髪染めやカラーを続けるうちに、以前より髪が細く感じる、ハリやコシが気になるという方にも検討します。
くせをぴんと伸ばすのではなく、自然なツヤや指通り、まとまりのある仕上がりを目指したい方には、目的が合いやすい施術です。
また、髪を見ながら必要な施術を選べることもメリットの一つです。
髪質改善を予約していても、実際に見た結果で別の方法をご案内することがあります。Salon APISでは、メニューを受けること自体をゴールにするのではなく、髪の状態や希望に合った施術を選ぶことを大切にしています。
髪質改善のデメリット
デメリットとしてまず知ってほしいのは、施術を受ければ誰でも同じ仕上がりになるわけではないことです。髪質、ダメージ状態、施術内容や履歴、普段のお手入れなどによって、変化の感じ方や持ちは変わります。
もう一つは、くせを伸ばしたい方には期待とずれやすいことです。ケラチントリートメントで髪がまとまって見えても、根元から出ているうねりそのものが残ることがあります。
そして、施術を繰り返すほど必ず良くなる、とも言い切れません。Salon APISでは、次回の施術時期も一律に決めるのではなく、その時の毛先の状態や普段のお手入れを見ながら考えています。
髪質改善の「持ち」や必要な回数は一人ひとり違います。回数を増やすことより、施術前の髪を見て、今必要かどうかを判断することを優先します。
髪質改善が向いている人
「自分はやった方がいいのかな」と迷っている方は、今いちばん気になる部分から考えると分かりやすいですよ。
やった方がいい人の目安
Salon APISで髪質改善ケラチントリートメントをご提案しやすいのは、カラーや白髪染めを続けて毛先の乾燥が気になる方、パサつきや引っかかりが気になる方、髪のツヤや指通りを整えたい方です。
また、年齢とともに、以前より髪のハリやコシの変化を感じる方や、くせをしっかり伸ばすより、自然にまとまる見た目を希望する方にも選択肢になります。
ただし、「この条件に当てはまるから必ず髪質改善」ということではありません。髪の状態を実際に見て、薬剤履歴や普段のお手入れまで確認してから決めます。
必要ない人や効果を感じにくい人
髪質改善が必要ない人もいます。今の髪の手触りやまとまりに困っておらず、特に変えたいことがないなら、無理に施術を追加する必要はありません。
また、いちばんの悩みが「根元から出るくせをまっすぐにしたい」という場合、ケラチントリートメントだけでは希望に届かないことがあります。その場合は、縮毛矯正など別の施術を含めて考えた方が自然です。
反対に、毛先の切れ毛や乾燥がかなり進んでいる場合は、「今すぐ何かを足す」より、カットや施術時期の見直しを優先することもあります。必要な施術を選ぶだけでなく、今はしないという選択も髪を大切にする判断です。
髪質改善の失敗を避ける方法
髪質改善で後悔しないためには、予約前に施術内容やこれまでの履歴を整理しておくと、カウンセリングで相談しやすくなります。
メニュー名より中身を確認する
予約するときは、
- 「これはトリートメントですか」
- 「くせを伸ばす施術ですか」
- 「アイロンを使いますか」
など、施術の目的を聞いてみてください。
髪質改善という名前が同じでも、美容室によって内容が違うためです。
仕上がり写真だけで決めないことも大切です。
写真では、照明の当たり方によって、ツヤの見え方が変わることがあります。写真は参考にしつつ、自分の髪の悩みに対して何をするのかを確認しましょう。
施術履歴をできるだけ伝える
カラー、白髪染め、ブリーチ、ハイライト、パーマ、縮毛矯正、自宅カラー、毎日のヘアアイロン。これらは施術内容を考える材料になります。
特に「他店でした施術だから言わなくてもいいかな」と思わないでください。美容師から見ると、以前に薬剤処理した部分が髪のどこに残っているかは、施術内容を考えるうえで大切な情報です。
過去にカラー剤などで頭皮のかゆみ、赤み、痛みが出たことがある場合も、施術前に伝えてください。今の髪だけでなく、頭皮の状態も含めて無理のない方法を考えます。染毛剤による皮膚障害については、厚生労働省も注意喚起を行っています。
参考:厚生労働省「染毛剤、脱色剤及び脱染剤の使用上の注意について」
今の髪だけでなく、頭皮の状態も含めて無理のない方法を考えます。
髪質改善のよくある質問
最後に、髪質改善についてよく疑問に挙がる内容をQ&Aで整理します。
髪質改善に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 髪質改善は1回でも意味がありますか?
A. 手触りやツヤ、まとまりは1回の施術後に変化を感じる方もいます。ただし、髪質やダメージ、施術内容によって感じ方は変わります。「何回すれば必ず良くなる」と回数だけで考えず、その都度髪の状態を見て判断することが大切です。
Q2. 髪質改善をすると逆に髪が痛むことはありますか?
A. 髪への負担がないとは判断できません。使う薬剤、熱を使う工程、過去の施術履歴、現在のダメージ状態などによっては、髪への負担につながる可能性があります。
Q3. 髪質改善をやらない方がいい人はいますか?
A. 今の髪に特に困っていない方は、無理に受ける必要はありません。また、毛先の切れ毛や乾燥がかなり進んでいる場合、薬剤履歴が複雑な場合は、希望する施術を見送ったり、別の日にしたりすることがあります。
Q4. くせ毛なら髪質改善をした方がいいですか?
A. くせの出方と希望する仕上がりによります。毛先の乾燥や広がり、手触りを整えたいなら髪質改善を検討できますが、根元から出るくせをまっすぐにしたい場合は、縮毛矯正など別の施術が合うことがあります。
Q5. 髪質改善は毎月した方がいいですか?
A. 全員が毎月受ける必要はありません。Salon APISでは3週間から1か月を一つの目安にすることがありますが、髪質、長さ、毛先の状態、普段のお手入れによって変わります。次回の時期は髪を見ながら決めるのがおすすめです。
髪質改善で後悔しないために
髪質改善は「意味がある・意味がない」「痛む・痛まない」と二つに分けて考えられる施術ではありません。大切なのは、あなたが変えたい悩みと、選ぶ施術の目的が合っているかです。
毛先の乾燥、パサつき、手触り、ツヤ、ハリ・コシ、まとまりが気になる方には、髪質改善ケラチントリートメントが選択肢になることがあります。一方、根元から出るくせや大きなうねりをまっすぐにしたい場合は、別の施術を考えた方がいいこともあります。
そして、髪質改善だから負担がないと決めつけず、カラー、白髪染め、ブリーチ、縮毛矯正、毎日のアイロンなど、これまでの髪の履歴を美容師へ伝えてください。
Salon APISでは、希望されたメニューをそのまま行うことより、今どこに困っているのか、髪がどのような状態なのか、どんな仕上がりを希望しているのかを確認し、無理のない施術を一緒に考えることを大切にしています。
「髪質改善が自分に必要か分からない」「縮毛矯正と迷っている」という段階でも大丈夫です。予約時の備考欄に、カラーや白髪染め、ブリーチ、縮毛矯正の時期、普段のアイロン使用など、分かる範囲で書いていただくとカウンセリングがスムーズです。
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